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居抜き物件で注意したいポイントは?それは電化製品!

居抜き物件は、前の店舗の設備をそのまま利用できるため、開店時のコストが抑えられます。特に厨房設備や電気設備関係は、投資費用も高く、抑えられる分だけ内装工事に充てられるためメリットです。ですが、居抜き物件にも善し悪しがあり、特に電気系統のチェックは絶対に注意したいポイントです。
そもそも、電気設備にも耐用年数があり、電化製品の多くは10年設計が一般的です。これは、製造物責任法の影響もあり、最終的にはメーカー保証や保守部品の供給に繋がってしまいます。つまり、居抜き物件で電化製品が充実していたとしても、製造年数の古いものは飛躍的に故障率が高まる状況であり、故障時には高額な費用が必要になることもあります。また、電気系統は無通電状態の期間が長いということも故障に繋がってしまうため、使われなくなってからどれだけ期間が経過しているかもチェックポイントです。そのため、契約前に電化製品の製造年、耐用年数、メーカー保守の継続については、必ず確認しておくことがおすすめです。
家具や内装品については、流行り廃れはあるものの、耐用年数は長くなり、目に見えない部分での故障はありません。ですが、安易に設備が充実しているからお得だと思わないことが居抜き物件選びでは重要です。

居抜き物件の概要や魅力について

「居抜き物件」という言葉を耳にした事はあるものの、どんな種類や形態の賃貸物件なのかきちんと把握していない人も多くいるのではないでしょうか。居抜き物件は一般的な個人の住宅用の物件ではありません。「新しくお店を始める」などの事業者向け賃貸物件となります。大抵の場合は飲食店になりますが、前の持ち主が残した「空調設備」「調理場設備」などをそのまま引き継ぐことが出来るかたちの賃貸契約です。
こういった居抜き物件を選ぶ事で得られるメリットは「店舗賃貸契約時に既に設備が整っているのですぐに開店する事ができる」「初期設備投資にかかる費用を抑える事ができる」などです。どの程度の設備が残っているか…についてはケースバイケースのようですので、きちんと見学してチェックする事が大切です。「狭さや立地に関わらず自分の店には独自のデザインを」と考えている事業者さんには不向きと言えそうです。その場合は「スケルトン物件」と呼ばれる物件を探してみてください。(賃貸物件としてはこちらが一般的かもしれません)
新規事業者さんに嬉しいポイントの多い居抜き物件ですが、「価格が前所有者の言い値になってしまいがち」「思わぬ落とし穴のある不利な賃貸契約条件」が潜んでいる場合もあるようですので、事前にある程度の知識を身に付けたうえで理想の居抜き物件を探すのがおすすめです。

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